見せたい自分は「フレディ・マーキュリー」

うーん。
これには気が付かなかった。

墓も知られたくないよと。
プライバシーだし、そっとしておいてと。
敢えて言いたくないからと。
そっかそうだよな。
フレディがあの世でそう思う理由はあるな。
あるというか、大きい。
鋭い指摘だ。

性的少数派で、自分でもよく分からない違和感で苦しかったし。
移民で人種差別のような目に遭ったし。
なんか、回りが色々言ってくるから、苦しかった。
そういう色々から逃れて、なりたいと思った自分になったのに。
フレディ・マーキュリーになったのに。
せっかくフレディ・マーキュリーというスーパーエンターテイナーを、生涯かけてやりきったのに。
いややりきったというか、フレディ・マーキュリーでいるときは、心からなりたい自分でいられてる気が自然としてたのに。
なのに、映画で裏側を丸見せするなよなー。
そこは見せたい自分とは違うところなんだよ。
僕はフレディ・マーキュリーとしてみんなの前に出たかったんだよ。それだけ。それ以外のこと説明するつもりなんて微塵もない。おいおいジムくん、恋人時代の本とか出すなって。プライベートはミステリーにしておくんだから。僕に対する世間の誤解を解きたかったのは分かるよ。君なりのやさしさだ。それは嬉しいけど、だけどあくまでもシークレットですよ舞台の裏側は。だって僕はスターなんだから。フレディ・マーキュリーなんだから。

とかなんとか、あの世でフレディが言っている、という説はあり得るな。
生前、その辺りのことは、自らあまり話したがらなかったと何かに書いてあった。

フレディ大好き!感動した!とか私が言いまくってるけど、フレディ的には「俺は別にうれしくないよ押し付けるなよ。」とか返されちゃうのだろうか。