面白面白面白い!大満足。「スターダスト」

いやー面白かった!デヴィッド・ボウイ版の「ボヘミアン・ラプソディ」みたいな映画。ボウイがジギー・スターダストになるまでの伝記。とっても青春映画。あのボウイにも、悩める若者時代があったとは知らなかった。見ながらついつい同情して、心の中で応援してしまった。
演じているのはジョニー・フリンという俳優兼ミュージシャンだそう。見た目はボウイにぜんぜん似てないけど、苦悩する若者っ感じで良かった。歌いかたはけっこうよく似てた。まあそこはジミー・ファロンのほうが物真似上手か。
オバーマンみたいな人に出会えるか出会えないかというのは、人生の大きな違いだな。特に芸術家にとっては。才能を信じてくれる人。しかも情熱と粘り強さと親切心と常識を兼ね備えている、ボウイよりちょっと人生の先輩で大人。
ていうかオバーマンこそ天才じゃないか。発掘の天才。育成の天才。

ペルソナを確立することの効能がよく描かれていた。違う人格を用意すると、元の人格が無事でいられるっていう効能。
特に若者にとって、これから人生をどうやって過ごして行くかってことと、どんな人格で自分をやっていくかってのは、同じことだな。
ジギーになってからのステージの控え室のシーン。衣装やメイクでジギーを確立するところ。
人前でパフォーマンスする芸術家みたいな、特に厳しい環境に直面している人は、より協力な役柄が必要なんだろうなと思った。
多くの会社員も会社では「会社員の自分」をする、みたいな似たようなことをやってはいるんだろうけど。