エルトン・ジョンのユア・ソング。
同じ曲を二人の俳優がそれぞれ違う映画で歌っている。
YouTubeで交互に聞き比べてみた。
ロケットマンのタロン・エジャトン。
これは、原曲と同じキーかな。
こぶしというか節回しというか、それを細かく入れていたテクニシャン。
かといって、入れすぎてないから嫌味じゃない。
加減がちょうどいい。
ロングトーンは全て均一に出す。
音が安定してるから、変なところで気になるなんてことがない。
しっとりと情感たっぷり。
ムーラン・ルージュのユアン・マクレガー。
まず、原曲よりキーを高くして歌っていた。
これを楽々歌う声域に驚き。
音の出だしを率直に出すというか、歌い出しを「ぁあ」としゃくるのではなく、その音に直接行く。
このやり方はリスキーだと思う。
喉の強さに自信がないとやれないのでは。
ロングトーンでしばしば「なはっ」と息を抜くところが彼の個性のよう。
しかしここっていう決めどころでは最後まで太く張っていた。
爽やかで突き抜けた雰囲気。
