ロミオ+ジュリエット(生涯2回目)

ロミオ+ジュリエットをみた。午前十時の映画祭。
みるのは二回目。公開時以来。
当時もすごく面白いとは思わなかったけど、今回もまあまあって感じだった。
クレア・デーンズは怒りの演技のときの顔が良かった。
レオは、どんなときも爆発力抜群、名優だった。笑顔も怒りも全力投球。あのときの私はそれに気付いていなかったが。そしてぜんぜん今と演技のスタイルが変わっていない。
ポール・ラッドの存在に気が付いていなかった。今回初めて認識して、これがめちゃくちゃいい演技だった。コメディ要員の役を存分に果たしていた。ダンスのときの変な動きとか。

カーディガンズのラブフール、使われている時間が大変短かった。事前に思っていた三分の一程度。記憶違いしていた。
確か当時私はカーディガンズばかり聞いていた。あとカジヒデキ。あとショコラ。カーディガンズ今でも好き。トーレ・ヨハンソン最高。
そんな個人的な下地体験のせいで、映画でももうちょい使われているような気になってしまっていたらしい。

そしてこの曲の流れるシーンのジュリエットのファッションなんだけど、これがまた懐かしい。濃いめのボーイデニムに白T。Tシャツをジャストサイズ、ボトムのデニムをちょいリラックス的にするのが。テイスト的にはナチュラル。
サイズと服地に時代を感じたけど、ぜんぜんダサくなってなかった。
今だと、上はもうちょいブカブカっとさせるのかも。下は綿100パーセントの厚地のデニム、今みると豪華に感じる。クラシックだし、いい。
レオのスーツは古い感じした。開襟シャツの襟を外に出す、シルエット細い、ボタンの数が多い、など。まあそのうちリバイバルあるかも。

なんで電話がないのかな、って当時も言っていた。設定を現代に置き換えっていっても、ないものが結構あった。科学捜査、司法制度、そして電話など。
そしたら誤解で人が死ぬようなことは減るだろう。

近くの席の、人形みたいな服来てる若い女の人が、ラストで泣いていた。それがなんか良かった。私は当時も今もこの作品では泣けないけど。
おそらく初めてみた人だろうけど、それもなんかいい。